年齢差のある結婚について

最近ご相談を受けていて感じるのは、年齢差のある結婚を気にする方が多いということです。

今日も「お友達に聞いたら、夫婦の年齢差が20歳を超えると結婚ビザは下りないと聞いた」といった、まことしやかな噂を信じて来所されたカップルがいらっしゃいます。

確かに、ケースによっては、年齢差があるとビザが下りにくいということはあります。

しかし、だからと言って絶対に下りないわけではありません。

夫婦に年齢差があるとビザが下りにくいとされる理由は、当然のことながら偽装結婚が疑われるからです。

ということは、「この結婚は偽装婚ではありませんよ」という点を強調して立証していけば1回の申請で許可が下りることも珍しいことではありません。

また、お相手の国籍によっても取扱いが異なります。

例えば、フィリピン、タイ、中国などでお相手の外国人側が妻の場合は、偽装結婚が強く懸念されるため、かなりの立証をしなければ許可は下りません。

もっと言えば、これらの国の場合、年齢差がなくても許可は下りにくいです。

また、その他にも扶養者の年収など、年齢差だけでなく、他の様々な要因を総合的に考慮して、ビザの困難さの度合いは決まります。

「年齢差があるから無理」と諦めないようにしてください。

年齢差があっても、他にご自身に有利な点があれば、年齢差を覆して許可を取ることも不可能ではありません。