ビザの緩和と結婚ビザの審査は無関係

安倍政権の方針のせいか、様々な国に対し、ビザの要件・審査を緩和するケースが目立っています。

最近では、昨年の12月末にロシア人に対し、ビザ発給要件が緩和されました。

そのせいか、「それなら、今後、結婚ビザも緩和されるんじゃないか」と淡い期待を持つ方が増えてきています。

実際に私の事務所に対しても、「外国人と結婚したんだけど、審査は簡単になるんでしょ?」という問い合わせが非常に多いのでびっくりします。

残念ですが、

巷でニュースになっているビザ要件の緩和と結婚ビザの審査は全く関係がありません。

なぜなら、緩和しているビザは観光ビザであり、結婚や就労に関するビザとは無関係だからです。

さらに言えば、観光ビザの審査を行うのは外国にある大使館・総領事館で、これらは外務省の出先機関です。

対して、結婚や就労のビザを審査しているのは、各地にある地方入国管理局。こちらは法務省の傘下にあります。

両者は、基本的に別物なのです。

そもそも、安倍政権が目指しているのは、観光立国としての日本で、移民政策にはむしろ否定的です。

言い換えれば、「観光でお金を日本に落としていく人を増やしたい」というのが日本政府の本音なのです。

実際に、結婚ビザの審査は、基本的に何も変わっておらず、永住権の申請などは、むしろ許可率が激減しています。

残念ながら、現実は厳しいといわざるを得ません。